Dead Poets Society/いまを生きる (1989)

心に沁みるいい映画の代表のような作品。何度観ても毎回得るものがある。

初めて観た時(おそらく18か19の頃)にはまだ主人公側の年に近かったが、いい大人になって観るとこんな人間になってはダメだなという見本のような親や教師が目に付く。

 

子供の話を聞かない。

子供の価値観を認めない。

子供扱いしすぎる。

自主性を尊重しない。

高圧的。

レールを敷きたがる。

 

これはすなわち自分が今現在腹を立てている大人そのものだということに気づく。

 

立派で厳格な主人公の親も成熟しているようで実は未熟だったということだろう。子供があんなになってしまったのだから。

 

僕の高校の入学式の時にせっかく受験を終えて入学してきたのに、「今日から3年間いい大学に入れるように勉強しなさい」と挨拶した高校の教師だか校長だかを思いだした。この映画の公開年の翌年の話だ。間違いなくこの映画を観てはいないだろう。あの人たちはいったいどういう映画を観ていたのだろう?全く映画を観ない人種だったのだろうか?娯楽はなんだったのだろう?それを確かめてみたい。

 

運転免許更新時の違反者講習のように、ああしろ、こうしろとうるさい大人たちを公民館に集めてこの映画を上映すれば少しは世の中が住みやすくなると思われる。

親には見えないかもしれないが本人は本人なりに考えて人生を送っている。そこをスタートラインにしないと何も始まらない。

 

僕の中ではロビンウィリアムズといえばこの作品。やはりあの笑顔に癒される。そして若かりし頃のイーサンホーク。ただただ可愛い。

 

ロビンウィリアムズ出演作品群を掘り下げるか、それともイーサンホークか。この作品とテーマが少し似ているアルパチーノのセントオブウーマンも観たくなった。