Jersey Boys (2014)

たまたま予告編を観たからこの映画を知ることができたがJersey Boysというタイトルでは音楽モノの映画だとはわからなかった。クリント・イーストウッドもFrankie Valli & The Four Seasons(以下このグループ)という渋いところに目をつけたな。


このグループの熱狂的なファンならば各曲の誕生シーンにテンションがあがるのかもしれないが、「君の瞳に恋してる」しか知らない僕のような者には前半は見所もなく退屈。バンドモノにありがちなメンバー間のいざこざが不愉快であまり物語全体には入っていけなかったのが正直な感想。それでもFrankie Valliが自分勝手なメンバーに対して「わがままをする ことよりも音楽に対して努力しないのが気に入らない」みたいなことを言い放つのが個人的には響いた。

後半30分あたりからの「君の瞳に恋してる」の誕生秘話くらいから、映画内のボルテージも上がってくる。

代名詞的な名曲だけに描写は時間を割いているし、見所も多い。特に演奏シーンはこの映画のメインとも言えるほど力を入れていて素晴らしい。


そしてHall Of Fame受賞時のスピーチ

「よく"頂点は?"と聞かれる

殿堂入りも、手品のような「シェリー」の大ヒットも

どれもすばらしい

だがまだ駆け出しの頃街灯の下で

4人して俺たちだけのハーモニーを作った

あの時ほかのことは消え失せて

音楽だけがあった

最高の瞬間だ」

これが実に良かった。


「君の瞳に恋してる」が映画内でかなり効果的に幸せの象徴として使われているDeer Hunterに出演していたクリストファー・ウォーケンが出演していたのがナイスキャスティング。あとはオカマのプロデューサーがいいアクセントになっていて、小さな笑いを作ってくれた。